現在完了進行形
完了したのに進行している???
あまり深く考えてはいけません。
完了形は have(has)
+ 動詞の過去分詞
進行形は be
+ ...ing
したがって、完了進行形は、be が過去分詞になって、
have(has) + been + ...ing
ということになります。
どんなときに完了進行形を使う?
完了形は、過去に起こった出来事が、現在の状況と関連しているときに使う、でしたね。
この、「過去に起こった出来事」が、進行していた状態だったとき、完了進行形となります。
ややこしくてすみません。(^^ゞ (でも先生の責任ではありません)
例を挙げてみましょう。
He is running. (He was
running.)
これは、彼が走っている、(走っていた)という、現在または過去の事実を言っているだけです。
これに対し、
He has been running.
となると、過去にも走っていた、さらに今も走っている、つまり「走りつづけている」ということを意味します。
He has been running
for an hour.(彼は1時間走りつづけている)
など、具体的な時間などを付け加えればわかりやすいでしょう。
もう一つ例を見てみましょう。
It is raining.
これは「(今現在)雨が降っている」という事実を言っているだけです。
しかし、
It has been raining.
となると、雨がずっと降りつづけているという意味になります。
これも、It has been raining since last night.(昨夜から雨が降り続いている)
というように、具体的な時間や期間を言うとわかりやすくなるでしょう。
注意!
has been
をかたまりで覚えてしまって、普通の現在完了形で be を使わないときまで has been
を使う癖をつけないように気をつけること。
beenの使い方について←(ここをクリック)
完了進行形の疑問文
have(has) + been + ...ing などといろいろな要素が絡み合ってくると、疑問文にしたりするときに大混乱に陥る人が出てきます。
そこでここでは、現在完了進行形の疑問文の形を覚えます。
疑問文を作るときの大原則は、文頭に助動詞、その次に主語、その後に動詞、の順です。
現在完了進行形の場合、助動詞はHave(Has)、動詞は"been + ...ing"と考えれば、
He has been running
for an hour.(彼は1時間走りつづけている)を疑問文にした場合、
Has he
been running for an hour?(彼は1時間も走りつづけているのですか?)となることがおわかりでしょうか。
さらに、これにWhatやHowなどの疑問詞がついた場合も同じように考えます。
How long has he been running?(彼は何時間走りつづけているのですか?)