仮定法を使ったいろいろな表現
仮定法とは、ひとことで言えば、事実に反する仮定をする文です。これは「もし~ならば、~だろう」という仮定を表す以外に、次のような場合にも使うことができます。
願望を表す
現在の事実に反する願望(仮定法過去)
- I wish I had a million yen.(100万円あったらいいのになあ)→(実際には100万円持っていない)
- I wish I knew her telephone number.(彼女の電話番号がわかればなぁ)→(実際には電話番号を知らない)
- I wish I could swim.(泳げたらいいなぁ)→(実際には泳げない)
過去の事実に反する願望(仮定法過去完了)
- I wish I had come earlier.(もっと早く来ればよかったなあ)→(実際には遅く来てしまった)
- I wish I had become a teacher.(教師になっていればよかったなあ)→(実際には教師にならなかった)
as if ~(まるで~のように)
- He talks as if he knew everything.(彼はまるでなんでも知っているかのように話す)→(実際にはそんなに知らないのに)
- She treats me as if I were a child.(彼女は私をまるで子どものように扱う)→(実際には子どもではないのに)
- He sang as if he had
been a pro singer.(彼はまるでプロの歌手のように歌った)→(実際にはプロではなかったのに)
- She talked as if she had
seen a ghost.(彼はまるで幽霊を見たかのように話をした)→(実際には見ていなかったのに)