仮定法過去(現在の事実に反する仮定)
もう一度上に出てきた例文を見てみましょう。
これは、現在、雨は降っていないのに、「もし今、雨が降っているならば」という現在の事実に反する仮定をしている文です。
こういう場合、"If ~ "の部分の動詞を過去形にすることで、仮定の意味を表すことができます。
また、「もし~ならば、~だろう」という後半部分は、上の例文のようにwouldやcouldという助動詞を使って表します。例文をよく読んでパターンをつかんで下さい。
- If I had a car, I would take you home.(車があれば送って行ってあげるんですが)→(実際には車を持っていないので、送って行けない)
- If I were a bird, I could fly.(私が鳥ならば、空を飛べるのに)→(実際には鳥ではないので飛べない)
仮定法では、be動詞はすべてwereになるので気をつけて下さい。
- What would you do if you had a
million yen?(100万円あったらあなたはどうしますか)→(実際には100万円持っていない)
こんなふうに if ~ が後ろに来ることもあるので、注意しましょう。