助動詞+完了形 (これ、とっても大事)
次のような状況を想像してください。
明日は大事な試験です。お母さんはあなたに言います。
「今夜は早く寝た方がいいよ」
でもあなたは、遅くまでテレビゲームをやって、寝たのは夜中の2時でした。案の定、あなたは寝過ごしてしまい、試験が受けられなくなって、先生に叱られてしまいました。
その話を聞いたお母さんが、あなたに言います。
「もっと早く寝ればよかったのに」
さて、上の2つのせりふは、英語でどう言えばいいでしょう。
「~したほうがよい」は should だから、「~したほうがよかった」は should を過去形にすればよい?
でも should は最初から過去形。過去形の過去形って...あれれ?
実は、これは助動詞の時制をいじってもどうしようもないのです。
助動詞を使って過去のことをあらわす場合、
助動詞の次の動詞を完了形にします。
動詞の完了形とは、have +
動詞の過去分詞です。2つまとめて完了形といいます。
※ 文全体の時制としての現在完了形や過去完了形とは区別して覚えてください。
動詞の原形 |
過去形 |
過去分詞形 |
|
go |
went |
gone |
|
現在時制の文 |
過去時制の文 |
完了時制の文 |
He goes to school. |
He went to school. |
He has gone to school. |
- You should go
to bed early.(早く寝た方がいい)
- You should have gone to bed early.(早く寝た方がよかった)
同じように、他の助動詞でも、過去の内容を表す場合には助動詞の次の動詞が完了形になります。例文をよく見てコツをつかんでください。
- We may miss the bus.(バスに乗り遅れるかもしれない)
- He may have missed the bus.(彼はバスに乗り遅れるたのかもしれない)
- She can not be sick because she eats so much.(そんなにたくさん食べられるんだから、彼女が病気であるはずはない)
- She can not have been sick because she ran 1000 meters yesterday.(きのう1000メートル走ったんだから、彼女が病気であったはずはない)